宝島伝説が残るミステリアスな島「朴島」

朴島は、浦戸諸島にある4つの有人島の中で、一番小さく、この地では珍しいタブ林が存在するなど、豊かな自然が残る魅力的な島です。

かつて、仙台藩の軍用金や宝が隠されていたという伝説から、江戸時代には「宝島(ほおじま)」とも呼ばれていました。

主な産業は牡蠣養殖などの漁業ですが、丘の上にある菜の花畑が有名で、菜の花の種も“松島白菜”の種として出荷されており、春に見る菜の花畑はとても美しく見ごたえがあります。

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養殖棚

朴島の主な産業は牡蠣養殖などの漁業ですが、中でも種牡蠣の生産地としても知られています。海に並ぶ無数の杭のような木には紐にくくられた大量の貝殻がぶら下がり、そこに牡蠣の幼生が流れ着き、そのままそこで育ちます。牡蠣養殖のイカダが並ぶ風景は、島の代表的な風物詩です。

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宝島伝説

諸説ありますが、伝説上の生き物「鳳凰」が朴島に生息していたという説や、江戸時代に仙台藩の軍用金や宝物が隠されていたという伝説があり「宝島(ほおじま)」と呼ばれていたこともあるそうです。そんな謎に包まれた朴島は、どこか神秘的で不思議なオーラを纏っているように感じます。

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タブの林

菜の花畑の奥には希少なタブ林があります。周囲を海で囲まれた浦戸諸島は暖流と黒潮の影響を受ける海洋性気候で、平均的に気温が暖かく、暖地性植物が育つ環境と言われています。春には一面の菜の花とタブの緑を堪能することができます。

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菜の花畑

港から徒歩5分程の高台に広がる菜の花畑。離島という地理的特性を活かし、島の特産品である「仙台白菜」の種を採るために栽培されています。春には一面の菜の花とタブの緑、背後には海と島々を見渡すことができます。この菜の花畑は、地元の方が他の植物との交配を避けるため、丹念に雑草を抜くなど、大変な手間をかけて大切に育てています。

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船の待合室

桟橋から堤防を越えた先に、船の待合室と公衆トイレがあります。平屋建ての待合室で船を待ちながらボーッとする。そんなのんびりとした島じかんの過ごし方もおすすめです。

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